アントシアニンと毛細血管
アントシアニンと毛細血管
アントシアニンは毛細血管の保護や強化に効果が期待されています。
アントシアニンといえば、視力にたいしての効果は有名ですが、
毛細血管にたいしての効果については、あまり知られていません。
毛細血管とは、細動脈と細静脈を結ぶ網目状の血管で最も細い血管で、
心臓に送られた酸素やグルコースなどの栄養素、ビタミン、ミネラルなどを
体中の細胞や臓器に運ぶことを役割としています。
また、毛細血管は細胞から
二酸化炭素や老廃物を回収するのも重要な役割のひとつです。
つまりは、供給と回収の二つの役割を果たしているのです。
この毛細血管は、直径が9〜10マイクロメートル程で、
極細なうえに、最弱級の弱さを誇っています。
不規則な生活や偏食を続けると、毛細血管自体が死滅しやすくなります。
毛細血管は内側の内皮細胞と外側の壁細胞の二つの層で構成され、
体内の全血管のうちの約99%を占めています。
先ほど記述した通り、毛細血管は体内の細胞へ栄養分や
酸素を送り届けたり、不要な老廃物を送り出してくれる唯一の血管です。
アントシアニンと毛細血管の対策
様々な影響によって、毛細血管が死滅してしまうと、
体中の細胞に栄養が届かなくなり、細胞の働きが低下して、
皮膚の再生能力も失われ、皮膚や体の老化が進みます。
また、毛細血管が減ってしまうとコラーゲンを作り出す細胞が減少し、
シミやシワ、たるみができやすくなってしまいます。
顔の肌の質は毛細血管で変わるといっても過言ではないくらい、
毛細血管の影響を受けており、顔の見た目の約8割を左右します。
また、毛細血管が減少すると男女問わず困ったことが起こります。
それは、ハゲ、薄毛、脱毛です。
ハゲ、薄毛、脱毛で悩んでいる方の頭皮を調べると、
健康な頭皮の方と比べ、頭皮の毛細血管の数が桁違いに違うのです。
ハゲ、薄毛、脱毛の方は、頭皮の毛細血管が少ない状態にあります。
また、毛細血管は内臓にも重要な血管で、毛細血管が少なくなると、
臓器の機能低下、脳機能の低下、血行不良、血圧などの血管疾患の原因にもなります。
アントシアニンには、この毛細血管を保護・強化する効果があります。
ちなみに、目にも毛細血管が大量にありますので、
アントシアニンは目の健康だけでなく、体中の健康にも有効な成分です。
(参考までに)
これ以外に、毛細血管を守る成分として
・シナモン
・紅参
・霊芝
・黒酢