アントシアニンと糖尿病網膜症

アントシアニンと糖尿病網膜症

アントシアニンと糖尿病網膜症

アントシアニン糖尿病網膜症の予防に効果が期待されています。

 

 

そもそも、糖尿病網膜症とはなんでしょうか?

 

 

糖尿病網膜症は、糖尿病をきっかけとして、
血液中の血糖値が高い状態が続くことが原因になり、
網膜の細い血管がつまりることで起こる網膜の障害です。

 

 

最悪の場合、失明してしまうことがあります。

 

 

ちなみに、失明の原因の第一位は緑内障、第二位が糖尿病網膜症なのです。

 

 

網膜症が起こる仕組みは以下の通りになります。

 

◆網膜症が起こる仕組み

 

@血管の詰まりによる網膜細胞の障害

 血糖値が高くて、毛細血管がつまると、
 細胞に酸素供給されなくなり、酸欠状態になります。

 

A血管新生

 細胞に酸素が送れなくなると、別の細かい血管が作られます。
 これを血管新生といい、新生血管がどんどんできます。

 

 

B新生血管の破裂と過剰な血管新生

 新生血管は脆いため、破れやすく、出血が起こります。
 また、過剰といっていいほど、新生血管が作られ続けます。

 

 

糖尿病網膜症は、中期まではほとんど自覚症状がありません。

 

 

そのため、放っておくと症状は進行し、
急激な視力の低下、かすみ、視野の狭窄などの異常がでてきます。

 

 

最悪の場合は失明に至ることもあります。

 

 

そのため、糖尿病の方ほど、日々、目の健康対策が必要になります。

 

 

アントシアニンと糖尿病網膜症の対策

目の網膜の血管や神経を保護するために、
アントシアニンの効果・効能が期待されています。

 

 

実際、アントシアニンの糖尿病網膜症に関連する実験をした研究が報告されています。

 

 

アントシアニンに、網膜にある血管や神経の細胞を保護する作用があることを、
岐阜薬科大の原英彰教授が動物実験を用いて研究したそうです。

 

 

実験では、擬似的に糖尿病網膜症の状態をつくり、
これにアントシアニンを加えたところ、血管の増殖が抑えられ、
マウスの網膜を使った実験でも同様の結果が得られたといいます。

 

 

また、ラットの網膜神経細胞に酸化ストレスを増やす物質を加え、
細胞の4割を死滅させた上でアントシアニンを加えると、
それ以上の細胞の死滅を防ぐことができたという。

 

 

原教授は「ただ、ブルーベリーを果物として食べるだけでは足りないので、
サプリメントなどで効率よく摂取するのがいいだろう」と指摘している。
アントシアニンの効果に関する研究事例を参照)

 

 

つまり、アントシアニンで血管の新生を抑え、
細胞の死滅を防ぐことができある可能性が高いということです。

 

 

また、糖尿病からくる血管新生を抑える成分として、コンドロイチンも有効です。

 

 

糖尿病の方は、積極的にアントシアニン併せて、
コンドロイチンも摂取したほうが良いかもしれません。