アントシアニンの効果・効能
アントシアニンの効果・効能
アントシアニンには、様々な効果・効能があります。
アントシアニンと言えば、ブルーベリーが有名ですが、
カシス、ナス、紫イモ、紫キャベツ、黒豆、あじさいなどにも豊富に含まれています。
その中でもブルベリーは、含まれるアントシアニンの種類が多く、
約15種類ほどのアントシアニンを含んでいるとされています。
また、通常のブルーベリーよりも、野生種のビルベリーの方が
アントシアニンの含有量や質が良いとされています。
◆視力改善効果
アントシアニンは、ロドプシンというタンパク質の再合成を促進します。
ロドプシンとは、目の網膜にある紫色の色素で、
これ光が当たる事によって生じる信号が脳に送られて「見える」と認識されます。
ロドプシンは光にあたるとビタミンAに分解され、もう一度ロドプシンに再合成されますが、
長時間目を使い続けると、再合成が間に合わず、ロドプシンは減少していきます。
ロドプシンが減少すると、眼精疲労や視力の低下を招きます。
アントシアニンには、ロドプシンの再合成を促進し、
眼精疲労を回復し、視力を改善する働きがあるとされています。
また、アントシアニンには、網膜の毛細血管の保護・強化、血液循環の向上、
角膜・水晶体などに含まれるコラーゲンを安定作用もあります。
それ以外でも、夜間の視覚機能、暗順応機能を促進します。
◆糖尿病性網膜症の予防
糖尿病の合併症のひとつに、糖尿病性網膜症があります。
これは、異常な血管新生の影響で、
網膜が毛細血管で覆われてしまい、結果として視力を失うという症状です。
アントシアニンの一種、デルフィニジンには、
この毛細血管の異常を正常化して、網膜症を予防する効果があるとされています。
◆抗酸化作用
アントシアニンには、強力な抗酸化作用があり、
体内の活性酸素を除去する効果・効能が認められています。
活性酸素は、過剰に発生するとガンや脳卒中、動脈硬化の原因になります。
抗酸化物質で有名なビタミンCよりも、アントシアニンは強力だとされています。
◆コラーゲン安定作用
アントシアニンにはコラーゲンを安定させる作用があります。
コラーゲンは、皮膚の弾力性、骨の柔軟性、軟骨の保護、
目の角膜や水晶体など体のあらゆるところに存在しています。
アントシアニンはコラーゲンの合成を促進する作用が認められています。
◆毛細血管保護・強化作用
アントシアニンの中のデルフィニジンという物質には、
目の網膜に張り巡らされた毛細血管を保護・強化する効果があります。
◆そのほかのアントシアニンの効果・効能
・抗炎症作用
・肥満、メタボリックシンドロームの予防
・花粉症対策
・冷え性の改善
・アンチエイジング
・肝機能の改善効果